デンチャー(義歯)の歴史

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デンチャー(義歯)の歴史

歯は意外ともろいもので、様々な要因で抜けたり欠けたりしてしまいます。歯を失うと、食事の楽しみが半減してしまったり、噛み合わせが悪くなり歯周病や額関節症になる恐れもあります。また、会話に支障をきたす場合もあります。そのため、デンチャーやインプラントなどの歯科治療が必要とされているのです。こちらでは、そんなデンチャー(義歯)の歴史についてご紹介します。

古い歴史のある義歯

歯を失ってしまった際に、代用となるような技工物を作り出そうという考えは古くからありました。古代ギリシャやローマなどでも部分入れ歯に相当するような人工物を天然歯を利用して固定する技術が残されています。エジプトの遺跡からも天然歯と人工歯を金の針金で固定したものが発見されています。

日本の義歯はどのような物だったのか?

日本でも16世紀に存在していた尼僧が使っていたとされている「木床義歯(もくしょうぎし)」が残っています。つげの木を彫って製作された義歯で、歯の部分と歯肉の部分が一体となっている形状は現在の義歯に非常に似ています。口内の粘膜に吸着させる方法も共通しています。

こんな古い時代から現代の義歯と同様な形態を作り上げられることからも、日本人の頭脳の高さと器用さを感じられます。それから木製の義歯が広まり、仏師の手によって技術が応用されて義歯造りを生業としていく者が出てきたと言われています。

現代の義歯の発展

そのような歴史を辿り、現在では歯科技工の技術も非常に高まりました。とくに、従来の義歯とは異なり取り外しの必要が無く自分の歯が蘇ったようなインプラントは非常に大きな歯科医療の発展と言えるのではないでしょうか。また最先端の設備も整ったことにより、様々な歯科材料を用いてのデンチャーの製作が可能となりました。

ナンゴウヤデンタルラボラトリーでも、ウェルデンツ・エステショット(ノンクラスプデンチャー)・ミリングデンチャーなどを製作しております。その他にも、両側性平衡咬合によるリンガライズドオクルージョンに対応している4歯連結クアトロジルコニア人工歯の製作などの様々なご要望にお応えできるよう精一杯努めております。